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フロイト以後の精神分析

狭義には、精神分析はフロイト理論のみを指すが、広義には、フロイト理論の流れをくんだ様々な分派を総称して指す。フロイト以後、彼の弟子たちはそれぞれの視点からフロイト理論を批判しつつこれを継承し、新たな理論を発展させていった。対象とする疾患も、フロイトが主に取り組んだ成人の神経症にとどまらず、子供、老人、精神病、境界例へと広がっていった。発達障害や精神病圏の患者に対してはその成果は芳しくなかったが、境界例に対してはその理解を飛躍的に進展させる成果をあげている。
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アメリカではジェイコブソンが、1960年代に自己と対象の相互関係にかかわる発達論を展開し、自己とは何か、対象はどのように心のなかに存在するか、などについて明らかにしていった。同時にフロイトにおける自己愛の概念を批判し、独自の自己愛論を展開した。これは自我心理学と対象関係論の違いと共通点を明らかにし、精神分析の理論を包括的に統合する上で大きな役割を果たした。

フランスにおいて、ジャック・ラカンは「フロイトに還れ」(仏:Le retour à Freud)というスローガンを掲げ、フロイトを構造主義的に読み直す作業を進め、フロイトにおける用語や概念、言語感覚の特徴、さらにおそらくフロイト自身も気づいていなかったような物事のとらえ方の特徴などを解き明かしていった。
こうした動きに、当初はフロイトの「正統的な継承者」とされてきた国際精神分析学会は異議を唱え、関係を断った時期もあったが、のちにこれを修復し、学究的・人的交流を復活させている。

フロイト以後の分派は、古典的フロイト派、自我心理学、新フロイト派、対象関係論、自己心理学、パリ・フロイト派、フロイトの大義派が代表的である。

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2009年06月12日 17:59に投稿されたエントリーのページです。

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