国体(こくたい)とは、本来は政体を意味する語であるが、明治維新以後の日本においては、国家の本質的で歴史を超越した本来的なあり方が存在するとして、それを名指す概念となっている。
一般的には、日本神話の、皇室は万世一系の天照大神の子孫であり、天皇は神によって日本の永遠の統治権が与えられている(天壌無窮の神勅)、という思想を背景として、とりわけ、他国との対比において、王朝交代・易姓革命・近代においては市民革命が起きなかったことを、日本の国体の表れとして重視する立場が伝統的に主流となってきた。また、論者の大部分は天皇による国家統治を国体の不可欠の要素として主張する。
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ただし、不変の国体の存在を措定するかぎりにおいて、国体論は概して民族主義的・保守主義的立場といってよいが、その範囲内で、具体的に何を日本の国体の本質とみなすかは、時代や論者によって差異がある。
このほか「国体思想」の要素として、
神国思想:日本の国家と皇統は神々に由来し、日本は神々に守護されているという信仰。特に昭和戦前期は天皇を現人神と仰いだ(『国体の本義』・修身の教科書など)。神国思想は、太平洋戦争で敗北した為崩壊したとする論者もある。